移動店舗・移動販売車で服屋(アパレル)をはじめよう!

移動店舗・移動販売車の服屋を開業する方法

「服屋(アパレル)を開業したい!」
「ネットショップだけでなく、実店舗を持ちたいけど、、ハードルが高い」

そんな方に!移動店舗・移動販売車で服屋をはじめてみませんか?

移動販売車といえば!
クレープやカレーなどのキッチンカーをイメージしてしまいますが、
コストを抑えて服屋をはじめることができます。

服屋を店舗でするには、ある程度の在庫が必要です。
また、イベントに出店するにも車が必要になったり、持ち運びが大変だったり、
店舗を構えるにも毎月のコストがかかるなど、、

なかなか、開業するにはハードルが高い方も多いかもしれません。

「お店を持つまではちょっと・・」と思われる方に、移動店舗・移動販売車だと初期費用も少なくおすすめです。

気になると思われた方のために、移動店舗・移動販売車で服屋をはじめる方法を徹底的にリサーチしてみました!

まずは、服屋はどんなパターンですることができるかを確認し、移動店舗・移動販売車と比較した場合のメリット・デメリット確認してみましょう。

移動店舗・移動販売車で「服屋」さんがおすすめな理由

服屋をするには、
・店舗で販売
・ネットショップ販売
のパターンがあります。

それぞれと移動販売車で販売する場合の、メリット・デメリットを確認してみました。

店舗型と比較!移動店舗・移動販売車「服屋」のメリット・デメリット

店舗型と比較!移動販売車「服屋」のメリット・デメリット

服屋さんを開業する際、1番気になる点は、やはり資金ではないでしょうか?

開業の際、必要になる費用は、
・初期費用
・毎月の必要な経費
です。

「店舗で経営した場合」と「移動店舗・移動販売車で経営した場合」の必要な資金を比較してみましょう。

【メリット1】資金の節約が可能

店舗の場合(※おおよその目安となります) 移動店舗・移動販売車の場合
初期費用 ・店舗の貸借料(保証金、敷金)・・約200万
・内装工事・空調費・・約600万
・看板・備品・・約100万
・販促費・・約20万
・開業前賃貸料・水道光熱費・・約20万
【合計】約940万
・移動販売車代・・約100~200万(※小型者の場合)
レンタルだと:約1~2万/日
・ガソリン代:約3000~8000・設備代・広告宣伝費・・約5万円
・インテリアや内装は、加味しておりません。
【合計】約206万~
毎月必要な経費 ・店舗の賃貸料・・約20万
・電話やインターネットの通信費・約2~3万
・水道光熱費:約2~3万
・広告宣伝費:約15~30万
・その他雑費:約2~3万
【合計】約43~64万
・ガソリン代:約1000~3000円
・その他雑費:約2~3万
【合計】約3万~

※店舗の費用は、だいたいの目安となります。
※表にプラスして、販売スペースに応じ、仕入れが発生します。

店舗と移動販売車を比較すると、初期費用から大きな差がでてきました。

移動店舗・移動販売車で服屋を行った場合、賃貸料がかからないため、初期費用をしっかり抑えることが可能です。

【メリット2】働き方が無限大


移動店舗・移動販売車を持っていると、ターゲットに合わせて、場所を選んで、出店することが可能です。

出店場所も住宅展示場をはじめ、マルシェや地域のイベントはもちろん、カフェや知り合いのお店の駐車場など選択肢も広がります。

店舗だと出会うことが難しい、異業種のお店の方もと知り合うこともできますので、その繋がりから新たに出店先やコラボも可能です。

店舗の場合、お客様がまず来てもらうことが第一条件となります。

お店を出した場所によっては、見つけてもらうところから、時間がかかってしまいます。

しかし、ターゲットに合った場所へ自ら出店することで、お客様にお店を知ってもらうことが、簡単になり、集客が簡単になります。

また、営業時間も固定でなく、出店場所も自由に選択できるため、自分に合った働き方が可能です。

移動店舗・移動販売車のメリットをお伝えしてきましたが、反対にデメリットも確認してみましょう。

【デメリット1】空間が狭い

店舗と違い移動店舗・移動販売車は、空間の確保に制限が出てしまいます。
品揃えを考えた場合、厳選して品を並べる必要があります。

【デメリット2】いつも同じ場所で運営できない

店舗のメリットといえば、同じ場所で決まった時間に空いていることです。

そのため、通りがかって気になったお客様に訪問を後日していただくことも可能です。
しかし、移動店舗・移動販売車は、決まった場所で定期的に販売出来る場所が見つかるまでは、不定期な販売になるかもしれません。

リピート客を確保するには、常に販売場所・時間をSNSやHPで告知をするといいでしょう。

◆まとめ◆
移動店舗・移動販売車だと、初期費用を抑えることが可能で、色んなスタイルで働くことができる。・しかし、店舗より空間が狭くなり、同じ場所で定期的に販売することが難しい可能性がある。

手軽さは、移動店舗・移動販売車ということが分かりました。

では、ネットショップと比べると、移動販売車の場合、メリットがあるのか確認してみましょう。移動店舗・

ネットショップと比較!移動店舗・移動販売車「服屋」のメリット・デメリット

ネットショップと比較!移動販売車「服屋」のメリット・デメリット

【メリット1】お客様に直接商品の魅力を伝えれる

ネットショップと違い、直接お客様と会話することが可能です。

実際仕入れた理由や商品の魅力を直接お話出来るため、想いを伝えることができます。

そのため、自分の想いに共感してくれるお客様を増やすことができます。

【メリット2】お客様が商品を実際に見ることができる

肌に身につけるものだからこそ、実際に店頭で見て購入したい方は、沢山いらっしゃいます。

特にサイズ感や生地の素材を見ていただくことで、お客様が安心して購入いただけます。

お客様に店頭で見て、触って、確認していただけるのも移動店舗・移動販売車の魅力です。

【メリット3】在庫管理がしやすい。発送作業がなく、事務作業も少ない。

移動店舗・移動販売車は、限られた在庫の管理となります。

よって、在庫管理管理もしやすく、対面での販売のため、梱包や、発送の作業は不要です。

また、ネット掲載のための撮影や、商品掲載の準備など、細かい作業も必要なく、事務作業が少なくすみます。

移動店舗・移動販売車のメリットをお伝えしてきましたが、反対にデメリットも確認してみましょう。

【デメリット1】遠方のお客様が来店できない

移動店舗・移動販売だと出店する場所が限られるため、遠方の方の来店が難しくなります。

今では、ネット検索で「こんな素敵な場所があるなら、遠くでも行ってみたい!」と思ってくれる方もいますので、SNSで発信でカバーすることも可能ですが、探している方以外には届きにくいのが現状です。

【デメリット2】移動店舗・移動販売車の維持費がかかる

ネット販売だと、サイトの維持費がかかりますが、移動店舗・移動販売車のように突発的な故障が起こることによる費用は発生しません。

また、エンジンオイルの交換などのメンテナンスがかかるのも移動店舗・移動販売車のデメリットとなります

【デメリット3】販売時間が限られる

移動店舗・移動販売車は、販売時間が限られます。

しかし、ネットショップだと、年中無休・24時間販売チャンスがあり、ターゲットにしていない客層からの購入も可能性があります。

その代わり、ネットショップが多岐にわたるため、競合も多いため、差別化が必要となります。

◆まとめ◆
ネットショップの方が販売機会やコスト面で負担は少ないかと思いますが、服を購入する方は、実際商品を見て購入したい方が多くいらっしゃいます。
その方に届けながら、SNSや簡単なネットショップを併用することも、移動店舗・移動販売を成功させるカギとなります。

その他の販売と比較!

店頭販売・ネットショップ以外にも最近は、マルシェへ出店する方法をあります。

移動店舗・移動販売車より出店の手軽さはありますが、什器の運搬や商品のディスプレイを考えると、移動販売車での移動がとっても簡単です。

また、移動店舗・移動販売車を持っていることで、室内でない場所でも出店が可能です。
出店の選択肢も範囲を広げることができます。

以上、移動店舗・移動販売車と店舗・ネットショップの比較をおこなってきました。
それぞれのメリット・デメリットがありますね。

確認していただいたうえで、「やっぱり移動店舗・移動販売車をはじめよう!」と

思われた方のために、開業する場合の資格や必要な届け出を調べてみました。

一緒に確認していきましょう!

移動店舗・移動販売車で「服屋」を経営するための必要な資格や届け出は?

移動販売車で「服屋」を経営するための必要な資格や届け出は?

服屋を開業するための資格は?

必ず必要な資格はありません。

しかし、働いていると最新ファッションにまつわる知識や服飾の知識、接客の能力が必要になる時があります。

その様な能力や知識を身につけるために下記のような資格を持たれてる方も多いようです。

  • 色彩検定

 ・・感覚的にではなく、知識や理論で身につけることが可能です

  • 商品装飾展示技能検定

 ・・現場で商品をどのように見せたら売れるか、そのための店・売り場作りの知識を学べます。

  • ファッションビジネス能力検定

 ・・ファッション、マーケティング戦略、会計等の全体的な技能・知識を身につけれる資格です。

  • ファッション販売能力検定

 ・・店舗の管理・運営が学べる資格です。

  • 販売士

 ・・マーケティング、マーチャンダイジングをはじめとする流通・小売業における高度な専門知識を身につける資格です。

  ・ファッションビジネス能力検定

 ・・ファッション販売能力検定を取得されている方が多いようです。

服屋を開業するために必要な届け出は?

税務署で「個人事業の開廃業等届出書」の提出が必要となります。
-参考リンク-
▶国税庁:個人事業の開業届出・廃業届出等手続

※注意※古着の移動販売はできません!

古着の販売は、古物商許可」が必要となります。

店舗を持っている場合、または、店舗を持っていて、かつ仮設店舗で決まった場所でのみ出店が可能となります。
そのため、移動販売のみでの販売はできません。(2020.9.13現在)

また、道路での販売は、警察署の許可が必要となります。お気をつけください。

◆まとめ◆
開業の場合に必要な作業は、「個人事業の開廃業等届出書」を税務署への提出となります。

それ以外の資格は、スキルアップや自分の糧として、身につけてもいいかもしれません。

開業するための資格や届け出について、ご確認いただいたところで、次は、開業するために決めておくべきことを確認してみましょう。

移動店舗・移動販売車で「服屋」を開業するまでに決めておくこと

移動販売車で「服屋」を開業するまでに決めておくこと

開業するために必要な準備について、まとめてみました。

①どんなコンセプトにするか?

服屋を開業する場合、一番大切なことがお店のコンセプトです。

しっかり決めておくことで、お客様にどういった服屋さんか伝わり、リピートしてもらいやすくなります。

【考えておくいいこと(例)】
・どんなお客さんに向けて販売するか
・どんな営業スタイルにするか
・どのくらいの収入を見込んで営業するかなど・・

例えば、
「ベビー服」を中心にした服屋さんをしたいのか、
ナチュラル思考な女性とターゲットにしたいのか、
小物をメインとして、服屋さんをしたいのかによって、
出店場所や営業スタイルが変わってきます。

また、
メインを服屋さんにしたのか、
副業によって服屋さんをしたいのかでも働き方は変わってきます。

移動店舗・移動販売車の強みは「お客様のもとに行くことができる」という点です。

しっかり、客のターゲット層も考えながら営業の仕方を決めると、出店先などイメージしやすくなります。

②どんな移動店舗・移動販売車にするか?

コンセプトが固まったら、移動店舗・移動販売車を入手しましょう。

移動店舗・移動販売車を入手するには、いくつか決めないといけないことがあります。

まずは、移動店舗・移動販売車の種類から決めていきます。

【移動店舗・移動販売車の種類】

●おすすめは、「軽のトラックやバン」
出店する場所のスペースを選ばず、小回りがきき運転しやすい。

●中型以上の「フォルクスワーゲン」
品揃えを多くしたい方におすすめの車種です。

移動店舗・移動販売車の種類が決まったら、入手方法を確認しましょう。

【移動店舗・移動販売車の入手方法】

・新車で購入
・中古で購入
・レンタルする

本業で移動店舗・移動販売をする場合、新車または中古で購入するといいでしょう。

購入することで、自分のセレクトした服を飾る専用の什器や配置を固定することができます。

副業で移動店舗・移動販売をする場合、維持費を考えるとレンタルを選択するといいかもしれません。

その場合、車種に合わせて商品の配置を考える必要がありますので、どのような車種にも合う什器を購入しておくといいでしょう。

移動店舗・移動販売車には他にもいろんな車種のものがあります。

分からないこともたくさんあると思いますので、是非、移動店舗・移動販売車の会社の方に相談して、実際に車を見て、あなた移動店舗・にふさわしい移動販売車を入手しましょう。

③その他必要な準備は?

服屋さんの場合、仕入れ先を決めておく必要があります。

【仕入れ先】
・メーカー
・ネット
・問屋
・展示会
・海外
・輸入代理店 など・・
と様々な方法があります。

それぞれ、メリットデメリットがありますが、仕入れれる品は、同じ品物を販売している方がいることが大半です。

そのため、他店との価格チェックも必要となります。

軌道に乗ったタイミングで、自分で商品を作ってオリジナルな品を販売する選択肢も考えてみてもいいかもしれません。

なぜなら、オリジナルな品な場合、他のお店の販売価格を気にする必要がないため、自由に販売価格を決定できます。

仕入れる商品が決まった後は、必要な設備を揃えていきましょう。

【必要な設備】
・仕入れる商品を飾る什器
・エアコン
・ライトや照明
・収納スペース
・試着スペース
・ハンガー
・棚
・レジ 
・マネキンなど、服屋さんで使う備品

実際に服屋を店舗で運営されている方に仕入れの方法や設備について、聞いてみて、準備を行うと、仕入れポイントや注意点を把握できます。

◆豆知識◆
集客のコツ。移動店舗・移動販売は、車体そのものが動く宣伝広告です。商品のイメージがしやすく、遠くからでも目立つような車体であることも重要です。
また、販売場所と販売日時の予定が立ったら、ホームページやSNSなどで告知を早めに行いましょう。その際に、事前に販売場所でチラシを配布や、知り合いの店舗でチラシを置かせてもらったり、立て看板を設置できれば更に周知につながります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

服屋を移動店舗・移動販売車で行うことで、初期費用を抑え、店舗とネットショップのいいとこ取りをすることができます。

また、店頭でお客様を待っているスタイルでなく、お客様の元へ行くことができるので、より伝えたいお客様に服を届けることができます。

スペースが限られるため、商品を厳選することが大切になりますが、SNSなどを活用し、あなたしかできないオリジナルティな服屋をはじめることてはいかがでしょうか?

ぜひ、夢を叶えるお手伝いができると幸いです。